「名前が変わったって聞いたけど、七田式とイクウェルって何が違うの?」
「それぞれの評判やおすすめポイントが知りたいな……」
数ある幼児教室のなかで、七田式やイクウェルを検討されているご家庭も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、七田式やイクウェルを検討されている方向けに、ポイントを分かりやすくまとめました。
具体的には
・イクウェルと七田式の概要 ・イクウェルの分裂騒動 ・イクウェルと七田式の違い |
の順番にお伝えします。
最後まで読めば、お子様を通わせるのはどちらがいいかイメージできると思いますので、ぜひご一読ください。
イクウェルは分裂によってできた?
本多姉妹のCMをみて、「イクウェルチャイルドアカデミー」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
イクウェルチャイルドアカデミーは2018年4月に七田式から分裂する形で独立し、現在は全国に380教室を展開しています(2020年9月現在)。
かつての「七田式チャイルドアカデミー」が名称変更してイクウェルチャイルドアカデミーになったため、困惑している親御さんも多いと思います。
イクウェルチャイルドアカデミーの概要は、以下の通りです。
・株式会社イクウェルが運営 ・保護者満足度は9割以上と高い数字を誇る ・イード・アワード2020顧客満足度でW受賞 ・芸能界やスポーツ業界で活躍している卒業生が宣伝するなど情報発信にも力を入れている |
特にイード・アワード2020では、「効果がある幼児教室」「先生がよい幼児教室」の2部門でW受賞を果たしました。
そのため、実際の利用者から高い評価を受けている幼児教室に通わせたい方におすすめです。
ここまで、イクウェルの簡単な概要をお伝えしました。
続いて、本家本元である七田式についてご紹介します。
七田式とは?
かつて、七田式幼児教室は「七田チャイルドアカデミー」と「七田式教室」の2つの会社によって運営されていました。
そのうち、「七田チャイルドアカデミー」が名称変更して「イクウェルチャイルドアカデミー」になったと前章でお伝えしましたが、ここでは七田式教室の概要と、分裂騒動の背景について解説します。
七田式教室の概要
七田式教育とは、60年以上の実績をもち、世界18カ国以上に展開する「株式会社しちだ・教育研究所」が実践している教育法です。
七田式教室の概要は、以下の通りです。
・株式会社しちだ・教育研究所が運営 ・過去の実績から、国内幼児教育において確固たる地位を築いている ・イード・アワード2020顧客満足度で3部門受賞 ・ソニー・グローバルエデュケーションの協力も得ながらプログラミング教育に力を入れるなど、これからの時代にマッチした教育にも取り組んでいる |
特にイード・アワード2020では、「授業がよい」「教材がよい」「授業プログラムが充実している」の3部門を受賞しました。
そのため、豊富な教材や充実したプログラムなど、教育の中身にこだわりたい方へおすすめです。
分裂騒動ついて
イクウェルの分裂について、内部事情が知りたいという方も多いのではないでしょうか。
七田式とイクウェルの間ではライセンス契約の問題でトラブルがあったと噂されていますが、公式サイトでも真相は確認できません。
ただ、最後は裁判にまで話がもつれていたことをみると、綺麗に「のれん分け」した訳ではなさそうです。
教室の先生方も「大人の事情で……」と言葉を濁しながら話すケースが多かったそうで、騒動当初は利用者からも戸惑う声が多く上がりました。
イクウェルチャイルドアカデミーは七田式の教材が使えなくなってしまうという問題もあり、最終的には教室のオーナーによる判断でどちらを選択するかは分かれたようです。
七田式とイクウェルの違い
お子様の通わせたい幼児教室を選ぶとき、七田式とイクウェルの違いが気になると思います。
そこでこちらの章では、コース比較や料金比較、その他のおすすめポイントをご紹介します。
七田式とイクウェルのコース比較
まずは七田式とイクウェルで開催されているコースをご紹介します。
開催コース | |
七田式 | 胎教コース、赤ちゃんコース、幼児コース、幼児英語コース、小学生コース、小学生英語コース、音楽コース、脳育運動コース、プログラミングコース、特別支援コース |
イクウェル | 胎教コース、HappyBabyコース、幼児コース、幼児英語コース、小学生コース、小学生英語コース、特別支援コース |
音楽コースや、脳育運動コース、プログラミングコースがある点は七田式の特徴です。
また、基本的なコースについては両者で変わりありませんが、イクウェルは年齢別に細かくコース設定されているのが特徴です。
たとえば、幼児コースだけでも年齢ごとに以下6つのコースに分かれます。
【イクウェルの幼児コース】
幼児0〜1歳、幼児1〜2歳、幼児2〜3歳、幼児年少、幼児年中、幼児年長
※実際には、利用する教室によって受講できるコースが異なります。詳細はお近くの教室を検索してご確認ください。
七田式とイクウェルの料金比較
続いて、七田式とイクウェルの料金システムをみていきましょう。今回は幼児コースで比較してみます。
入室金 | 受講料 | 回数 | 授業時間 | |
七田式 | 22,000円 | 15,400円 | 年43回 | 50分 |
イクウェル | 22,000円 | 15,400円 | 年43回 | 50分 |
なんと、料金だけでなく、授業回数や授業時間まで同じであることが分かりました。
※七田式もイクウェルも、教室がある地域によって料金が異なります。詳細はお住まいの地域を検索してご確認ください。
七田式とイクウェルの教材比較
イクウェルでは、七田チャイルドアカデミーで使用していた教材を改訂したり、ロゴを入れ直したりして違いをつけています。
分裂したとはいえ、イクウェルも元々は七田式。
そのこともあって、実は学習内容も似通ったものになっているのです。
実際に、七田式とイクウェルの両方を体験した利用者からも、「教材は変わるが正直内容は似たり寄ったり。結論は教室の先生の腕と相性次第」というレビューが上がっていました。
それでは、七田式とイクウェルはそれぞれどのような人におすすめなのでしょうか。実際の利用者があげていたレビューも参考に、おすすめをまとめてみました。
【ズバリ】七田式がおすすめな人
・七田式というブランドが欲しい人 ・著書や過去の実績など、創始者である七田眞氏の考えに共感している人 ・プログラミングコースや脳育運動コースなど、特化型コースの受講を希望する人 ・七田式に慣れていて、イクウェルに変更するとやりづらさを感じる人 ・自宅学習に力を入れたい人 |
特に自宅学習については、教材をオンラインストアで購入できたり通信教育を受講できたりと、七田式がおすすめです。
【ズバリ】イクウェルがおすすめな人
・年齢別に細かく分かれたコース設定を希望する人 ・本多姉妹や池江璃花子選手など活躍している卒業生に魅力を感じ、同じ環境を求めている人 ・七田式に加え、脳科学研究に基づいて開発される今後のプログラムに期待する人 ・教材が最大限生かされた教室レッスンを希望する人 |
特にイクウェルの教室レッスンについては、分裂前まで七田式で実績を積んだ先生方が多く残っていることから、高い評価を受けています。
イード・アワード2020で「先生がよい幼児教室」の部門を受賞したことからも、そのことがお分かりいただけるかと思います。
まとめ
今回は、七田式とイクウェルの違いやそれぞれの特徴について解説しました。ここで、紹介した内容をまとめます。
・イクウェルチャイルドアカデミーは、七田式から分裂する形で独立して誕生した ・七田式は過去の実績や豊富な教材など、国内幼児教育において確固たる地位を築いている ・イクウェルには分裂前まで七田式で実績を積んでいた先生が多く在籍しており、教室レッスンの内容に高い評判がある |
まずはそれぞれのレッスンを体験したり資料請求したりして、雰囲気や内容、先生や他の子どもの様子などを観察してから通う教室を選ぶのがおすすめです。
「最終的には家の近くにあった通いやすいほうを選びました」という意見も多いので、家庭環境やお子さまの相性に合った幼児教室を選んでくださいね。